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2008年 04月 08日
細江英公,1965 写真(ゼラチンプリント) 38.5×57cm 「澁澤龍彦画廊」日動出版1995 この写真を探して本をいろいろ見ていたら、「澁澤龍彦事典」(コロナ・ブックス 平凡社 1996)にもコイコイの写真を見つけたのですが、この本に草森紳一さんが寄稿されていました。エンサイクロペディア・ドラコニアというサブタイトルがついていて、構成は巌谷國士、高橋睦郎、種村季弘の三氏。迷宮、鏡、天使などの項目にそれらしき?方々が文を寄せています。人形の項には四谷シモン、怪物ー荒俣弘、天体ー横尾忠則、虫ー奥本大三郎、貝殻ー三宅理一、玩具ー谷川渥、裸婦ー金子國義、火山ー中村真一郎などなど・・草森さんは「安土城」と「ばさら」の項を担当。それによると、草森さんが「メンズクラブ」の編集部にいらした60年代のはじめ、澁澤さんに原稿を依頼するため、鎌倉を訪ねられたとありました。私がいかにも草森さんらしいなぁ、と思わず笑ってしまったのは「かねがね西洋のペ✩✩ケースというより、「ふぐりケース」のある衣装にいぶかしさを感じていたので、それを氏なら解明してもらえるのではないかと思いたったから」(ばさらの項より引用)原稿を依頼したとあり、さらに微笑ましいのは、学生時代、大の澁澤ファンであった草森さんが、澁澤氏に逢ってみたくて無理にごじつけた企画だった、と述懐されているくだりです。澁澤さんが草森さんの依頼を受けてメンズクラブに「ふぐりケース」なるものについての考察をなさったのかどうかには、ここでは触れてなく、どうなったのかわかりませんが、その原稿があるなら、読んでみたいなぁ・・ ふぅ〜、やはり、草森さんは面白い方でした。
by LEFFIE
| 2008-04-08 01:05
| 人
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Comments(14)
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mod_only_knows at 2008-04-08 13:29
大変興味深く読ませていただきました。
その写真、自分の頭の中では思い浮かべてみましたが、果たして実物はどうなのか、非常に気になります。もしかして見たことあったかなあ。う〜ん、ちょっと探してみようかしら。
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LEFFIE at 2008-04-08 23:47
mod_only_knows さま
写真、追記いたしました。 本当はリンクでこの写真を見られるようにしたかったのですが、細江英公氏のサイトにもなく、元の写真の良さがどのくらい伝わるかわかりませんけれど、本を撮ってみました。mod_only_knowsさんが思ってらした写真でした? 写真を探したおかげで、面白いものを発見できました。アリガトウゴザイマス!
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mod_only_knows at 2008-04-09 11:05
ああ、これですね!矢川さんのこのお姿、すごく印象に残っています(それに比べて澁澤さんの姿があんまり記憶になかったのですが)。これ、どこかで見てますね。もうそれがいつどこでなのか思い出せないですが。ありがとうございます!すっきり。
「澁澤龍彦画廊」はエコールドシモンに置いてないかなあ。今日ちょっと本棚を捜索してきます(笑)
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Kcouscous at 2008-04-09 14:24
こんにちは。とても興味深いお話ありがとうございます!
いま手元にないのですが、この写真は矢川澄子『おにいちゃん−−回想の澁澤龍彦』の巻頭にも出ていましたね。矢川さんはこの写真がとてもお好きだったそうです。 矢川さんが亡くなったときのユリイカの追悼特集に、このふたりの結婚生活はまるで男の子と女の子が遊んでいるようだった、と書いているひとがいて、計算されてセッティングされた写真じゃないというお話にとても納得がいきました。 そういうごっこ遊びのような、フィクションを生きているような濃密な時間だったからこそ、別れてからも矢川さんはいつまでも思いを引きずって苦しんでいたのかもしれないなあと思いました。
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LEFFIE at 2008-04-09 18:08
mod_only_knows さま
エコールドシモンの本棚にはどんな本が並んでいるのかな? 古書マニアの想像によれば、ベルメールの写真集の隣に「澁澤龍彦画廊」があるはず。と言い切ってますが・・・ いずれにせよ、エコールドシモンの本棚には面白そうな御本がたくさん並んでいるのでしょうね !
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LEFFIE at 2008-04-09 18:24
Kcouscous さま
『おにいちゃん−−回想の澁澤龍彦』にも写真ありました ! しかも、見開きで !! 写真にタイトルはなく、[澁澤龍彦と著者(撮影・細江英公、1965年、由比ケ浜にて)]とクレジットが入ってました。とすると、この写真にはタイトルらしきタイトルはなかったのかもしれませんねー 矢川さんがこの写真をとてもお好きだったというのはよく理解できますよね。 『おにいちゃん−−回想の澁澤龍彦』読んでみたくなりました。 なんか、ちょっとヘンな例ですけれど、ミック・ジャガーの恋人たちのなかで、私はマリアンヌ・フェイスフルがいちばんいいなぁ、と思っているのですが、澁澤さんの場合も矢川澄子さんがいいなぁ、とアホなこと考えました。
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kohakuza at 2008-04-09 23:49
こんばんは〜☆
私もこの写真、どこかでチラリと見た事があるのですが 楽しそうに遊ぶお二人と「コイコイ」という不思議な言葉が印象的で 覚えておりました。 細江英公さんの事は恥ずかしながら、知りませんでしたが 写真の二人は不思議な帽子をかぶってて、とても無邪気で 海がキラキラしてて、スゴく素敵な一瞬を切り取られた 写真家さんなのだと、この記事を見て思いました。
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LEFFIE at 2008-04-10 00:48
kohakuza さま
確かにコイコイって、不思議な響きのある言葉ですよねー コイコイは結構複雑な花札遊びで、草森さんの話では、コイは「来い」だということでした。2人でやるゲームなのですが、ある場面で「来い」と相手に挑むというか、誘うというか・・・ああ、詳しいルールは忘却。です。 「濃い恋」とか「恋恋」でなくて、ちよっぴり残念・・・
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Kcouscous at 2008-04-10 01:08
マリアンヌ・フェイスフル!
う〜ん、澁澤さんのほうはそう思ってなかったのかもしれませんけど、LEFFIEさんのおっしゃること、わかる気がします。 マリアンヌ・フェイスフルというと、黒い革のつなぎを(裸の上に!)着てバイクにまたがった姿が強く印象に残っているのですが、つい最近見た『パリ・ジュテーム』という映画に出てきた彼女は、とても同一人物とは信じられませんでした。時はすぎゆく……。
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LEFFIE at 2008-04-10 01:52
Kcouscous さま
そそそ、そうなんですよー 私も『パリ・ジュテーム』観ましたが、マリアンヌ・フェイスフルが出ているはずなのに、気付かなかったんです。で、あとから、ずいぶん考えて、消去法で多分、工房を訪ねたマダムだろう、ということにしてしまったのですが・・・・ ハーレーダヴットソンに跨がり黒いバイクスーツを着ていた頃のマリアンヌは、すでにミックと別れた後で、ミックと一緒の時の彼女は少女のようでいてどこかデカダンで、ミックに知的な影響を与えていたらしいです。それにマリアンヌはマゾッホの末裔だとか。 しかし、しかし、時間は女性には(とは限りませんが)過酷に作用することが多いですね・・・
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h-rose at 2008-04-17 09:49
おはようございます。
昨日行ってきました、林雄三さんのギャラリーへ。 ステキな方でした・・・予想通り、作っているものを観ても穏やかな優しいお方。 いっぱい欲しくって、おしゃべりもしどろもどろ、実演を見る間もなくお騒がせでした。たまたまフェルト作家の人を誘ったら、ちょうど他の方から紹介を受けられ面識合ったそうで、偶然でもあり、京都はせまいと感じましたわ。林さんの交友関係もよろしいんだとも思いますが。 ありがとうございました、お知らせいただいて。 良い休日でした、なごめて。
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mod_only_knows at 2008-04-17 13:42
昨日、ようやっとエコールドシモンの本棚を捜索してまいりましたが、「澁澤龍彦幻想美術館」しか発見できず。残念。近日中に本屋さんに行って漁って参ります。
話はかわりますがマリアンヌ・フェイスフルとミック・ジャガー!最高の組み合わせじじゃないですか。お店のBGMCDをつくるとき、「This Little Bird」と「She's a Rainbow」をセットで入れましたよ、思わず(笑)
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LEFFIE at 2008-04-18 16:05
h-rose さま
わぁ、行かれたのですねー 銀三師匠はホントに得なキャラクターの持ち主です。生のテディベアみたく周りをほんわかさせてくれますよね。私も火曜日にレッスン?受けてきました。 それに、h-rose さんのお友だちも彼をご存知だったとは !! その方に林さんを紹介した、ニット作家の方は私も面識あり・・です。 世間は狭いですねー こちらこそ、おでかけくださってありがとうございました。
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LEFFIE at 2008-04-18 16:35
mod_only_knows さま
あらら、ベルメールの隣にやはりなかったのですね。 「澁澤龍彦画廊」は日動画廊に在庫があるようです。ただし、1995年と1996年にも同じタイトルで出ていますが、コイコイ写真は1995年の方です。1996年のは「澁澤龍彦画廊ー人形」なのですが、何故か四谷シモンさんはどちらにも出品されてなくて、だから、エコールドシモンの本棚に見当たらなかったのかもしれません。ガセネタで失礼いたしました(笑) マリアンヌとミック、なかなかですよねー 東京租界のBGMCD聴いてみたいなぁ・・ 「She's a Rainbow」のイントロ良いし。 「As tears go by」もとても好きですが、数年前にDIORのHP上でオートクチュールコレクションでマリアンヌが歌っているのを見ました。凄みのある「As tears go by」で圧巻。ステージを走り廻るミックに負けてなかったです(笑)。「This Little Bird」のマリアンヌからはちょっと想像できないけれど。 このDIORの時の「As tears go by」をもう一度見たいのですが、you tubeにもなく、残念です・・
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